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2006年11月 9日 (木)

新たなピンチ。

この2年9ヶ月、CTの結果発表はもう何度も何度も経験したけれど、毎回慣れない。

私の前の人が診察室から出て、待合室にいる私が呼ばれるまでいつもよりも時間がかかってしまったりすると「ドクターは私のCTのデータを見て、頭を抱えているのでは?」と想像する。

そんなことを考えているときに名前を呼ばれると、気持ちの中ではアニメや三流ドラマみたいに椅子から飛び上がって立っちゃう感じだ。

診察室のドアをたたくときは、ボーッという変な音と共に、心臓の大きな音だけが聞こえる感じ。他に何も耳に入らない。プレゼンテーションするときの緊張感とは全く異なるイヤな感じ。

でもありがたいことに、今までずっとクリアしてきた。

ところが11月8日水曜日。先月の採血の結果発表。

γ-GTPが若干上昇気味なので(他は完璧!)、今日の結果次第で、お酒控えなくちゃなぁ…なんて、気軽に、まったく無防備に診察室に入った。

モニターに結果が出る。

「あっ…。腫瘍マーカーが上がってる!」とドクター。

前々回は0.7、前回は1.2。今回は1.5。私はそんなに大きく変わらないじゃない…と思ったけれど…

「かなり悪い数字なんですか」と聞いたら、「数字はそんなに高くない。問題なのは、ここ数回、毎回上昇しているってことなんだよ。再発で、腫瘍は急に大きくなるわけじゃない。徐々に大きくなっていくから、上昇しているのは腫瘍ができてきているってことをあらわすんだよ。うーん。先月のCT、大丈夫だったよね? なんでだろう…」とドクター。

「他に原因があるってことはないですか」

「ほぼない。考えられるとしたら、扁平上皮癌ができる他の場所に癌ができてしまったってこと。食道とか、咽頭とか、皮膚とか…」

ここまで話を聞いて、ようやく体が小さく震えた。

ドクターは、「サイハツ マタハ テンイ。ホボ、カクジツ」って言っている!?

内診と再採血。結果は来週水曜日。どんな結果であれ、来週はPETの予約を入れてもらうことになった。

診察室を出て、すぐ頭に浮かんだのは、まだ小さなつむじのこと。

パンズは私が子宮癌手術の後遺症、リンパ管炎になったばかりに、生まれてわずか3ヶ月でほぼ丸1ヶ月の間、平日はペットホテル生活だった。とてもかわいそうな思いをさせた。

だからつむじを家族に迎えたとき、ゼッタイにもう入院はしないと心に決めた。

つむじまで同じ目に合わせたくない。

スポーツクラブで限界ギリギリのウエイトをセットして、ボディパンプやってる私が…腹筋120回やってる私が…なぜ癌?

こんなに健康なのに。

今は誰よりも体力があると思ってるし、玄米で野菜中心のバランスのいい食事だってしているし、体脂肪だって体重だって適正だし…。

思えば、今までだって一度も癌の辛さを実感していない。辛かったのは癌ではなく、術後の様々な訓練や、リンパ浮腫やリンパ管炎といった治療の後遺症だ。

私は本当に癌なのだろうか…と思うけれど、

やっぱりまた癌なんだ…。

病院を出た後、masaに電話して話したら、すぐに家に帰ってきてくれた。気持ちの行き場を作ってくれる。どれだけありがたいことか…。

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コメント

ほんとう、MASAさんありがたいですね。

投稿: tomotaka | 2006年11月15日 (水) 22時09分

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