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2006年11月22日 (水)

PETを受けてきた。

今日、約2年ぶりにPETを受けた。

それって何? というヒトに一応説明。

「極わずかな放射性同位元素を含んだ検査用ブドウ糖を静脈注射する。その後、全身の臓器、組織に集まる様子を撮影して、悪性腫瘍や炎症の有無・範囲などを調べる。がん細胞は、正常細胞に比べて多くのブドウ糖を細胞内に取り込んで消費する。この性質を利用して、ブドウ糖が多く集まる場所を突き止め、発育の早いがんを発見する」

これが「ポジトロン断層撮影法」いわゆるPET検査。

前回2年前はまだPETのある施設が少なく、新横浜のはずれのクリニックまで行かざるを得なかった。しかも費用は10万円!でも、一度に全身のガンがチェックできるPETは、治療後1年の安心感を得たい私と家族には必要なことだった。

その後、PETが完璧ではないことがメディアなどに取り上げられた。けれどいま現在、がんがどこにできてしまったかを確実に発見できる検査は、ひとつもないらしい。だから自分がいつも危機感を持ってドクターと相談し、できる検査をひとつひとつこなしていくしかないと思っている。

今はPET検査ができる施設が増えた。私が行ったのは新宿某所のクリニック。しかも我々のような治療後の検査では保険も適用されるようになり、費用は3万円!それでも高価だが、10万円と比べたら打撃はまったく違う。

今回は腫瘍マーカーの値が上昇し、一度は下がったけれど本当に安心していいのか、確認するための大切な検査だ。

主治医の元に寄り、CTを焼いたCD-ROMと同意書、診断書などを受け取ってから向かう。

前回の施設でも感じたけれど、セレブな(使い慣れない言葉)雰囲気で、私みたいなのは居心地が悪い。「●▲さま、こちらでございます」なんて、白衣じゃなく、スーツ姿に昔のスッチーみたいにスカーフヒラヒラ巻いた女性がいちいちていねいに誘導する。スタッフも異常に多い気がする。

私なんかは「そんな過剰なサービスいらないから、安くしてよ」って思うけれど、逆に「高い金払ってんだからサービスしろやぁ」ってヒトもいたりするのかもしれないな。

PET検査の全行程は約2時間と長い。静脈に薬を入れてから全身にまわすまため1時間安静。そして検査が約30分。その後も放射能の減衰を待つため、20分くらい休憩する。なぜ安静にしなくてはならないかというと、体を動かすとその部分に薬が集まって、がんと紛らわしい画像になることがあるかららしい。

安静室はひとり3畳くらいの半個室。リクライニングチェア、タオルケット、ミネラルウォーター、テレビも見られて快適。時間は午後3時。検査のため昼抜きで腹ペコだったので、ローカル局のラーメン特集番組を見ながら、よだれを流して寝てしまった(昨日、仕事であんまり寝てなくて…)。

都心部でこんなに快適に休めるなんて、カプセルホテル(行ったことないけど)なんかより全然いいんじゃないの?ずっといてもいいよ…なんて私は思っちゃったけれど、「いつまでいればいいんだよ。早く出せ」って怒ってるおじさんの声が聞こえた。

病気が心配なうえ、体内にたっぷり薬を入れられて、ヘンなとこに閉じ込められて、さらに長い検査。きっと参っちゃってるんだろう。ヒトの感覚として、私よりおじさんのほうが正常なのかもしれないと思った。

検査中もぐっすり寝て、時間はあっという間に過ぎた。終了時間17時。朝8時から食止めだからもうお腹グーグー。外に出て一番近いカフェに駆け込んだ。今日は私が長く外出するから、つむじのためにmasaが早く帰ってくれている。本当は早く帰って、夕食を作って一緒に食べればいいんだけれど、私のお腹はどうにも家までもたなかった。

買い物して家に帰って簡単におかずを作り、masaに延々PETの話をしながらビールと芋焼酎を飲んで、さっき軽く食べたのに、またまたゴハンをたらふく食べた。

なんだか今日のゴハンは気分的においしかった。

検査の結果は12月6日。

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2006年11月19日 (日)

ヒトの首ってあたたかい。

寒くなってきて、ハウスでしか寝られなかったつむじも、お日様があたる場所やエアコンの風のあたるとこの下で、コロンと転がって寝るようになった。

やっと「ウチの中ならどこで寝ても安全」と思えるようになったみたい。

なかなか警戒心の強かったつむじ。

この週末、masaがお日様のあたるあったかい場所で大の字で寝ていたら、つむじがのそのそやってきて、胸の上や股の間で気持ちよさそうに寝た。masaは大喜び。

でもね、

あと少しで風邪がよくなるかなぁ…と思ってベッドで寝ていた17日金曜日の午後、試しにつむじをベッドに呼んでみた。そしたら、しばらくウロウロしたり、masaの枕をホリホリして遊んだりしていたけれど…。

そのうちゆっくり私の枕の上にやってきて、ナント横向きになってる私の首に頭を乗せて枕にして、私の顔に体をくっつけてパタリと寝に入ってしまった。

うわぁっ。気持ちいい~。

私のあったかいところを知っているつむじがとても愛しい。

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2006年11月16日 (木)

心配かけてごめんね&ありがとう。

昨日の採血の結果、少し腫瘍マーカー下がりました。憂鬱な1週間だったけれど、少し安心。

実は今日明け方、高熱と腹痛、吐き気に襲われ、病院で点滴受けてきましたが、今もちょっとしんどい。

でも前のブログを読んで、心配してくれた友人から電話やメールをいただきましたので、とりあえず採血結果のご報告。

復活したら改めて更新します。

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2006年11月 9日 (木)

新たなピンチ。

この2年9ヶ月、CTの結果発表はもう何度も何度も経験したけれど、毎回慣れない。

私の前の人が診察室から出て、待合室にいる私が呼ばれるまでいつもよりも時間がかかってしまったりすると「ドクターは私のCTのデータを見て、頭を抱えているのでは?」と想像する。

そんなことを考えているときに名前を呼ばれると、気持ちの中ではアニメや三流ドラマみたいに椅子から飛び上がって立っちゃう感じだ。

診察室のドアをたたくときは、ボーッという変な音と共に、心臓の大きな音だけが聞こえる感じ。他に何も耳に入らない。プレゼンテーションするときの緊張感とは全く異なるイヤな感じ。

でもありがたいことに、今までずっとクリアしてきた。

ところが11月8日水曜日。先月の採血の結果発表。

γ-GTPが若干上昇気味なので(他は完璧!)、今日の結果次第で、お酒控えなくちゃなぁ…なんて、気軽に、まったく無防備に診察室に入った。

モニターに結果が出る。

「あっ…。腫瘍マーカーが上がってる!」とドクター。

前々回は0.7、前回は1.2。今回は1.5。私はそんなに大きく変わらないじゃない…と思ったけれど…

「かなり悪い数字なんですか」と聞いたら、「数字はそんなに高くない。問題なのは、ここ数回、毎回上昇しているってことなんだよ。再発で、腫瘍は急に大きくなるわけじゃない。徐々に大きくなっていくから、上昇しているのは腫瘍ができてきているってことをあらわすんだよ。うーん。先月のCT、大丈夫だったよね? なんでだろう…」とドクター。

「他に原因があるってことはないですか」

「ほぼない。考えられるとしたら、扁平上皮癌ができる他の場所に癌ができてしまったってこと。食道とか、咽頭とか、皮膚とか…」

ここまで話を聞いて、ようやく体が小さく震えた。

ドクターは、「サイハツ マタハ テンイ。ホボ、カクジツ」って言っている!?

内診と再採血。結果は来週水曜日。どんな結果であれ、来週はPETの予約を入れてもらうことになった。

診察室を出て、すぐ頭に浮かんだのは、まだ小さなつむじのこと。

パンズは私が子宮癌手術の後遺症、リンパ管炎になったばかりに、生まれてわずか3ヶ月でほぼ丸1ヶ月の間、平日はペットホテル生活だった。とてもかわいそうな思いをさせた。

だからつむじを家族に迎えたとき、ゼッタイにもう入院はしないと心に決めた。

つむじまで同じ目に合わせたくない。

スポーツクラブで限界ギリギリのウエイトをセットして、ボディパンプやってる私が…腹筋120回やってる私が…なぜ癌?

こんなに健康なのに。

今は誰よりも体力があると思ってるし、玄米で野菜中心のバランスのいい食事だってしているし、体脂肪だって体重だって適正だし…。

思えば、今までだって一度も癌の辛さを実感していない。辛かったのは癌ではなく、術後の様々な訓練や、リンパ浮腫やリンパ管炎といった治療の後遺症だ。

私は本当に癌なのだろうか…と思うけれど、

やっぱりまた癌なんだ…。

病院を出た後、masaに電話して話したら、すぐに家に帰ってきてくれた。気持ちの行き場を作ってくれる。どれだけありがたいことか…。

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